このページでは、私がこれまで数千例の二重瞼の手術の経験から得た様々なことを、患者様にわかりやすく、解説していく、Q&Aのページです。
このページを作ろうと思ったきっかけは、患者様とのカウンセリングを繰り返す中で、
患者様の抱いている疑問点は同じ
ということに気付いたからです。
今やネット上にはたくさんの情報があふれかえり、患者様もご自身でいろいろ調べられてから、ご来院されるのですが、逆に情報がありすぎて何が正しいかわからないといった状態が多いように感じます。
そこで、このページでは、患者様のよくある質問に答える形になるような、Q&Aを連載していき、少しでも患者様が不安なく手術に臨むことができるようになればと思っております。
みなんさんの質問によってこのコーナーは育てていただいております。遠慮なく、無料メール相談やカウンセリングにて質問を私にぶつけてください。一緒にいい方向へ成長していきましょう。
Q:二重の埋没法と切開法の違いは何ですか?
A:埋没法とは、二重のラインに沿って瞼の裏と表を糸で結ぶことで、二重瞼を形成する、糸のみで行う手術です。傷も残らなければ、腫れも少なく、二重の手術の入門編と言えます。ほとんどの方が埋没法で綺麗な二重を手に入れることができますが、欠点としては元に戻ってしまうことがある、幅の広い二重を希望された場合や、もともと瞼の厚い方などが綺麗な食い込みが出来ないことがあります。
それに対して切開法は、一度二重瞼にを形成すれば、元に戻ることはほとんどありません。また、幅の「人い二重瞼を希望される方や、瞼の厚い方でも対応可能です。欠点は腫れや内出血などのダウンタイムが長いこと、目立たなくはなりますが傷が残ること、修正が容易ではないことなどがあります。
Q:痛みが心配です。どれくらい痛いですか?
A:最初に局所麻酔をしますので、実際に痛いのは局所麻酔を注射する痛みです。局所麻酔がしっかり効果を発揮しますので、麻酔による痛み以外は、手術中は痛みはありません。
局所麻酔は細い針を用いて、瞼の表側と裏側に行います。私自身が埋没法を体験しておりますので、痛みの種類としては、指で強く瞼をつまむ時のような痛みです。これまで小学生を含む、若年者にも手術を行ってきましたが、痛みが原因で麻酔が出来なかったことは、一度もありませんので、ご安心ください。
Q:希望通りの二重になるか不安です。
A:埋没法でも、切開法でも手術前に綿密なシミュレーションを必ず行い、患者様のご希望を伺うと同時に、患者様のお目元の状態を見せていただきます。その結果、希望通りの二重になるか、ならないとしたら希望とはどう異なるかをしっかりお話しますので、ご安心ください。手術を受けられるかどうかは、シミュレーションの結果を見てから検討されてももちろん構いません。
Q:平行型の二重にしたいのですが可能ですか?
A:最近ではアイドルや女優が平行型の二重の方が多いためか、平行型の二重を希望される方が多いです。その際、障害となるのは私たち日本人は目頭に蒙古ヒダという皮膚のツッパリが存在することです。蒙古ヒダはほとんど発達していないtype1から、かなり強いつっぱりのあるtype4まで分類されますが、Type1や2の方は、埋没法や切開法のみで平行型の二重が可能なことが多いです。しかし、type3や4の方は希望する幅によっては、目頭切開を併用しないと、平行型の二重にならないことが多いです。いずれにしても、一度シミュレーションをさせていただかない事には、確実なことは言えませんので、遠慮なくカウンセリングにご来院ください。
Q:瞼が腫れぼったいのですが、脂肪は取った方がいいですか?
A:瞼の厚みの原因は様々ですが、大きく分けて3つに分類されます。
①眼窩脂肪
②皮下脂肪(ROOF)
③皮膚そのものの厚み
埋没法の時に切らない脂肪取りを併用することも多いですが、その場合に取れる脂肪は①の眼窩脂肪です。
そのため、瞼の厚みの原因が②や③の方はあまり見た目の印象は変わりません。しかし、希望する二重のラインの真下に眼窩脂肪が多い方は、この眼窩脂肪とお取りすることで、二重の埋没法のもちが良くなります。
切開法をすると、①も②も取ることが可能なため、かなり瞼はスッキリ見えますが、睫毛と眉毛の間の距離が短い方は、二重のラインの上から眉毛側の厚い皮膚がかぶさってくるため、思ったほどスッキリしないこともあります。
脂肪取りの適応かどうかも、カウンセリングでお話しできますので、一度当院まで瞼の状態を見せに来てください。
Q:腫れが心配です。埋没法ではどれくらい腫れますか?
A:腫れを心配されている患者様が最も多いので、この質問を一番よくいただきます。基本的には強めの腫れが2~3日程度、泣いた後のようなむくみ(弱い腫れ)が1週間程度というのが一つの目安でしょうか。
ただし、やはり個人差がありますので、重要な予定の直前などは無理して手術は受けられず、ある程度時間的なゆとりがある時に受けていただいた方が安全と考えます。当院で、埋没法を受けていただいた患者様の多くに思ったより腫れが少ないと言っていただいておりますが、
腫れないという謳い文句は全て嘘になりまうので、やはり2~3日の余裕はもっていただければいいと思います。
Q:瞼に傷は残りますか?
A:基本的には傷はわからなくなりますので、ご安心ください。ただし、手術の直後は糸を埋没させるための穴が開いてますので、その部位が赤くなっております。1週間後には半分くらいに、1か月後には9割くらい、半年もすればほぼ分からなくなるのが、平均的な経過です。
メイクをすれば、基本的には傷があってもごまかせるレベルですので、ご安心ください。
絶対に、皮膚側に傷を作りたくないといった場合はあらかじめご相談ください。完全に瞼の裏側からのみで、手術をすることも相談によっては可能です。
Q:瞼に傷は残りますか?
A:基本的には傷はわからなくなりますので、ご安心ください。ただし、手術の直後は糸を埋没させるための穴が開いてますので、その部位が赤くなっております。1週間後には半分くらいに、1か月後には9割くらい、半年もすればほぼ分からなくなるのが、平均的な経過です。
メイクをすれば、基本的には傷があってもごまかせるレベルですので、ご安心ください。
絶対に、皮膚側に傷を作りたくないといった場合はあらかじめご相談ください。完全に瞼の裏側からのみで、手術をすることも相談によっては可能です。
Q:城本クリニックの埋没法は瞼板法ですか?挙筋法ですか?
A:埋没法の中には瞼板法と挙筋法という手術の方法があります。埋没法は瞼の表側(皮膚側)と裏側(結膜側)を糸で結んでくる手術ですが、裏側の糸を通す場所に応じて、瞼板法・挙筋法の二つに分類されます。
瞼板法とは、睫毛に近い側の軟骨様(軟骨ではありません)に糸をかける方法です。
挙筋法とは眼瞼挙筋という瞼板よりさらに高い位置にある筋肉に糸をかける方法です。
私自身は、両方共のかなりの症例を経験しましたが、現在では挙筋法をメインに行っております。
理由としては、腫れが少ないこと、かけ方によっては若干目の開きが改善することなどが挙げられます。挙筋法のデメリットは瞼板法より手術時間がかかる、術者がその技術の取得までに瞼板法より時間がかかることなどです。
逆に瞼板法のメリットは、手術時間が短い、比較的容易に術者が技術を取得できることです。瞼板法のデメリットは結膜側に糸が出るリスク(目がゴロゴロする)が挙筋法より高いこと、瞼板が変形すること、腫れが大きいことなどが挙げられます。
当院の方針としては基本的に挙筋法で手術を行っておりますが、患者様が希望されれば瞼板法での手術も可能です。
Q:パッチリと目を大きく見せたいのですが二重の手術のみでなりますか?
A:まず、最初にお伝えする必要があるのは、広い幅の二重が目が大きく見える、ではないということです。
目が大きい、パッチリした印象を得るには黒目がしっかり見えている必要があります。
幅が広いと、逆に目の開きが悪く見えることもあり、眠たそうな印象になる方もいます。そのため、二重の埋没法のみで、大きなパッチリした目元を作ろうとすれば、一番黒目が大きく見える二重の幅で、手術を行うことが大事です。その幅では、満足いかない場合は黒目が大きく見える手術(切らない眼瞼下垂手術、デカ目術)と普通の埋没法を併用することで解消可能ですので、ご相談ください。また、黒目を大きく見せるには、他にも方法があって、
縦方法:埋没法、眼瞼下垂手術、下眼瞼下制(グラマラスライン形成術)
横方向:目頭切開、目尻切開
などです。
目の開きが悪い方への眼瞼下垂手術、目が離れてる方への目頭切開手術などは、劇的な効果が期待できますので、希望される場合はご相談ください。